生前贈与のポイント
2014年11月10日
2014年11月10日
今回は贈与をするにあたって、検討しておいたほうがよいことを簡潔に書いてみたいと思います。
①いつ贈与するのか
・贈与税は暦年課税のため、一度に多額の贈与をするのではなく、複数年にわけて贈与する
・12/31、次の日の1/1の2回に分けると年間110万円が別々に使える
②誰に贈与するのか
・一人だけにするのではなく、複数人に贈与する
・将来の相続人以外(例えば、孫)に贈与する
③何を贈与するのか
・将来、値上がりしそうなものを、安いときに贈与する
・収入を生み出してくれる収益不動産等を贈与する
④どのように贈与するのか
・まずは財産の評価を下げてから贈与する
・部分的(持分)贈与も考える
⑤どのくらい贈与するのか
・短期間ではなく、中長期的に少しずつ長く贈与する
・将来の相続税率と贈与税率を考えて、生前贈与の方が得な部分まで贈与する
⑥特例を利用する
・住宅資金の贈与の活用
・贈与税の配偶者控除の活用
・相続時精算課税制度の利用
⑦贈与の証明はどのようにするのか
・贈与税が生じる場合は、きちんと贈与税の申告をしておく
・贈与契約書を作成しておく
・贈与されたものは、名義を変えておく
・通帳や印鑑はもらった人が保管・管理しておく
このように贈与する場合は、しっかり考えてから行うことが重要です。