外貨の評価
2014年11月21日
2014年11月21日
被相続人の財産の中に、例えば、米ドルを持っていたら、どのような評価をしたらよいのでしょうか?
この評価方法は、財産評価通達4-3で規定されており、
取引している金融機関が公表する、対顧客直物電信買相場(又はこれに準ずる相場)で評価します。
これは、いわゆる” TTB ”と呼ばれているものです。
対顧客直物電信買相場(TTB)は、外貨預金の支払いやトラベラーズ・チェックの買取りや
電信送金された外貨を円に交換する場合に適用されている為替相場です。
したがって、例えば、TTBが100円で、10,000米ドルを所有していた場合、
100円×10,000ドル=1,000,000円という評価になります。
もし、課税時期に相場がない場合には、課税時期前の相場のうち、
課税時期に最も近い日の相場を使います。