貸駐車場の土地評価
2014年11月22日
2014年11月22日
土地の有効活用に、アパートを建てたり、駐車場として貸していることも多いと思います。
アパートやハイツを建てて賃貸すると、
その土地は、貸家建付地(かしやたてつけち)と呼ばれ、
この評価は、自用地価額×(1-借地権割合×借家権割合(=0.3)×賃貸割合)
になります。
仮に借地権割合が60%の地域では、自用地価額×(1-0.6×0.3×1/1)=自用地価額×0.82
つまり、自用地評価の約80%ということになります。
アパートを建てたら、土地の評価が下がるというのは、この理由によるものです。
その一方で、駐車場用地として貸した場合はどうでしょうか?
この評価は、自用地価額そのままの評価となります。
アパートやハイツは、借家人がいるため宅地所有者の自由な使用収益に制限が加えられることに
配慮して、評価減が認められています。
しかし、貸駐車場は、一定の期間、自動車を保管することを引き受けることであり、
土地の利用そのものを目的とした賃貸借契約とは異なるため、自用地価額で
評価することになっています。