相続税の基礎控除の改正
2014年11月26日
2014年11月26日
相続税の基礎控除が平成27年1月1日に亡くなった方から引き下げられます。
現在は、5000万円+1000万円×法定相続人の数 で計算されていますが、
平成27年1月1日より、
3000万円+600万円×法定相続人の数 に変更されてしまいます。
例えば、相続人が3人の場合
今までは 5000万円+1000万円×3人=8000万円だったのが、
3000万円+600万円×3=4800万円になってしまいます。
8000万円⇒4800万円 実に40%も減になります。
この改正は非常に大きいといえます。
いままで、8000万円だったら、そこまでの財産はないから関係ないと
思われていた方も、4800万円になってくると、土地等の評価が高ければ
申告が必要なケースが増えると思います。
現在は、100人の方が亡くなっても、相続税の申告をしなければいけない方は4人くらい
でしたが、それが、この改正によって、7人くらいになるといわれています。
ただし、自宅や事業用の土地は、一定の要件を満たせば優遇措置(小規模宅地の評価減)が
ありますので、ご相談いただけたらと思います。