上場株式の贈与のポイント
2014年12月14日
2014年12月14日
株価も、ずいぶん上がってきました。
そこで、上場株式を贈与する場合はどのようになるかを考えてみましょう。
上場株式は、通常、次の4つのうちの最も低い金額によって評価します。
①贈与の日の最終価格
②贈与の日の属する月の毎日の最終価格の月平均額
③贈与の日の属する月の前月の毎日の最終価格の月平均額
④贈与の日の属する月の前々月の毎日の最終価格の月平均額
したがって、株価が数ヶ月の間で急騰したときであっても、安い価格での贈与が可能となります。
また、相続時精算課税制度を利用しての大きな贈与も検討できます。
例えば、上の4つが一株①1000円②800円③500円④200円で、5000株の贈与をする場合は、
①から④の一番低い200円×5,000株=1,000,000円という評価で贈与できます。
①は、1,000円×5,000株=5,000,000円という評価ですので、
かなり下がった月があれば、その月を利用して贈与を考えられるのも得策といえます。