相続時精算課税制度のメリット
2014年12月21日
2014年12月21日
相続時精算課税制度のメリットを考えてみましょう。
①将来値上がりが予定される財産の贈与
贈与時の時価で、相続時の計算に取り込まれるため、仮に相続時にその財産が値上がりしていても
贈与時の価額で計算できる。
②収益物件を生前贈与することで親のさらなる財産形成を防止
収益物件を親のままに置いておくと親の財産がどんどん増加していき、所得税や住民税の負担もあり
メリットがありません。
その場合に、生前に子に移転すれば、その後は親に蓄積される財産が減り、収益も子の財産となるため、
将来の納税資金にもなる。
③遺産分割時の紛争防止
親の生前に、親の意思で子に財産を分割できるため、将来の紛争防止にもなる。
ただし、遺留分にはご注意ください。